スコーレ宅地建物取引主任者試験合格体験記

水間幸彦さん

(平成11年宅地建物取引主任者試験合格者)
宅地建物取引主任者 カセット総合コースを受講

はじめに

 1999年の宅建試験におそらくギリギリですべり込み合格をはたしました。
 とても言葉には表すことが出来ないぐらい嬉しくて、満足で、会う人すべてにこの事を言いたい心境です。
 事実、会う人ごとに話すものですから、何人かからはお祝品をいただき恐縮いたしました。それらの人は私と同世代で、合格したことはもちろん、この歳でよく頑張ったとそのことをほめて下さいます。
私はスコーレにお世話になって3年目の合格だったからです。

スコーレとの出会い

 1997年の早春からどこでどう私のことが知れたのか解りませんが宅建の勉強をしてみないかとの誘いがスコーレの事務局よりありまして、内容を聞いたところ、労働大臣指定講座で私の年齢だと中高年齢者受講奨励金対象となり(中高年齢者受講奨励金は、現在の教育訓練給付の前の制度で、40歳以上の方が労働大臣の指定の講座を受講した場合に10万円を限度に受講料の半額が補助される制度)、5割が一定の基準を満たせば補助されるとのことで、熱心な誘いもあり、新車を購入したばかりだったこともあり、ドライブがてら日曜ごとに苫小牧で開講している講座に通うことにしたのです。
 実は2年前に私の地元(恵庭)で週1回3時間の講座に授業料は会社の負担で受講した経験がありまして試験も受けたのですが、その講習では私を含めだれ一人合格したものはいなかったようです。その時わかったことは宅建試験というのは常識的な知識程度では合格にはほど遠いものということで、そのまま放ったらかしてあきらめていたのです。
 初めのうちは新車でドライブがてら苫小牧に通づる道をいろいろと楽しんでいましたが、体も心もその気になっていないせいか聞き慣れない法律用語が耳になじまないことや、体を動かす仕事ということもあり、せっかくの日曜日なのに休むこともできず、家庭人としても家内や子供らに迷惑をかけていることもわかって来て、週1回の講座といえど予習・復習も含めるとけっこうキツイものでした。
 それでも自分のこづかいを投資していること、前回の講座に比べて基本をしっかりとやる学習方針と、本気でやれば必ず合格するという講師の励ましに支えられて1回も欠席することなく講座の修了証をいただき受験をいたしましたが、結果は不合格でした。
 自己分析してみますと、ともかく問題自体を全部読み切れす、民法等の長文問題を読み取って答えられなかった訳ですから、時間切れの不完全燃焼となり、結果も当然ペケでした。
 やはり宅建は私に縁のないものと思い知らされました。

再度の取り組み

 1998年の春、再び聞き覚えのあるスコーレの新名嬢が再度挑戦して下さいと熱心に誘っていただいたが、多忙になって来た仕事との両立による精神的苦痛や、家族に迷惑をかける等の理由をつけて断り続けたものの、昨年のことが何となく悔しい気持ちを言葉尻に察したのか何度か電話があり、私がもう1回やろうと決心したのは開講まもなくという有様でした。
 それでも途中に中だるみしたことや、子供の学校行事で何回か休んでしまいましたが、2回目の修了証をいただき再受験いたしました。
 結果は合格の連絡は届きませんでした。自己採点は58点でした。落ち込むというよりは、やるだけやって完敗したあとのサバザバした感じと訳のわからない解放感と、仕方ないやと言うあきらめで、自分の能力の低さに納得いたしました。

宅建カセット総合コースを勧められて

 そうして再び今年の春、スコーレの新名嬢からの電話がありました。正直なところ「まいったナー」というのが実感で、2年間やって駄目なのだから私には向いていない資格と思うので勘弁してほしいと逆に頼み断る始末。
 あきらめてくたれかナァーと思う頃に再び電話があり、「2年間もやってきたのだからこのままあきらめてしまうのはもったいない」と殺し文句と共に講座に行かなくても良いカセットテープコースを勧めてきたのです。
 このコースは教育訓練給付の対象となり、条件を満たせば8割の補助が受けられるようで、一生懸命応援しますのでぜひ合格して下さいと熱意を込めて勧めてくれるのでありましたが昨年でこりている私は断りたいためにカセットテープの見本はありますかと聞いたところ、無いとのことでしたので電話を終えたところ、何日かして速達でカセット2本が送られて来た。
 聞いてみると、何と!2年間受けた講座のそのままをスッキリと整理された専任講師の平尾・平山先生の聞き慣れた声がスピーカーから流れ出てきたのです。それはまるでその場にいる以上に頭に入ってくる感じすらしました。
 よし!もう一度やるかとすぐ申込書に記入し、FAXいたしました。

合 格

 石の上にも3年とか門前の小僧習わぬ経を読むとかのことわざがありますが、最初耳に入って来なかった法律用語も何となく馴染んで来る、正解を得る思考回路が何となく繋がって来る、問題をやっていてもこれは引っかけだなと感づくようになって来るなど、さすがのにぶい頭も多少は働くようになって来たのです。そして本試験に望み、何と!時間内に全問題を読み取って、正誤は別にしても答えを出せたのです。自己採点は68点というところでおそらくギリギリ合格でしょうが、合格に違いはなく、バンザイ!です。
 1番喜んだのは私ですが、家内も同様で、達成した満足感と解放感というのでしょうか、心より祝福してくれました。
 彼女の本音は今年パスしなかったら、もうやめていいうつもりだったそうです。

最後に


 こんな私を支えてくれたスコーレ国家資格指導センターの平尾・平山講師の真剣な指導と事務局スタッフの新名・河崎氏に、心より謝意を表したいと思います。


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