遠藤豊さん |
(平成12年社会保険労務士試験合格者) 社会保険労務士カセット総合コースを受講 |
|
私の合格体験記 「スコーレと社労士Xが合格の決め手」 平成12年度合格 遠藤 豊 情報処理技術者試験から社会保険労務士試験へ私が社会保険労務士試験のことを知ったのは、今から16年位前のことでした。その時は、テキストと問題集だけの通信教育を申込み、その通信教育学校の話では会社の総務関係の部署に5年以上所属していれば、実務経験で受験資格があるのではないかということでしたが、今考えてみれば、それだけでは無理であったと思います。 そのころ、会社の事務処理のコンピュータシステム化があり、出入りのソフトウェア会社のSEから情報処理技術者試験のことを聞き、大変に興味を持ち、受験資格がはっきりしなかった社会保険労務士試験から情報処理技術者試験へ転向してしまいました。 そんなことがあって、情報処理技術者試験も一段落し、何か次の資格をと思い、書店で社会保険労務士試験の受験本を見て驚きました。なんと、受験資格の国家試験の例示の件数が増えて、その中に以前にはなかった「特種情報処理技術者試験」が載っており、何か運命的なものを感じ、その資格での受験を決意しました。 二度の失敗そしてスコーレとの出会い平成10年の受験の時は、ある有名校の通信教育を受けましたが、6月に転勤となり、慌ただしいままの受験となってしまい、結果は択一、記述ともに5割程度の得点でした。 平成11年の受験の時は、同じ通信教育の再受験コースを受けましたが、通信教育の方は添削問題を提出した程度で、それとは別に全科目で一冊本になっているある有名なテキストと5年間過去問題集〔項目別〕、択一式・記述式予想問題集を使用しました。 この解説の詳しい過去問題集、択一式・記述式予想問題集が威力を発揮して、合計点では択一48点、記述29.5点と自分にとってはまずまずの成績でした。 ただ悔やまれるのは、択一で、選択肢を二つまで絞り込んだ問題を10問も落としてしまったこと、記述では「技能検定」を「技能照査」と書き換えてしまったこと、「賃金」を付けずにただの「全額払」としてしまい労一が2.5点、「老齢」に余分な「又は退職」を付けて社-が2点となってしまったこと等がありました。 しかし、それは問題集中心の学習だけでは正確な理解ができていないため、大切な1点が取れずに、合格点が取れなかったということだと思いました。 不合格が判明し、このままの学習方法では合格しないのではないかと思い、各通信教育学校のパンフレットを取り寄せ、ある有名校の上級者コースの申込書を書いて明日払込みをしようと思っていたところに、スコーレ国家資格指導センターから連絡があり、「条文中心でない法改正にも対応できていないテキストで学習すれば、また、同じことを繰り返しますよ」と言われ、半信半疑ながらスコーレを信じることにしました。 これは大正解でした、全国を探しても他にはないという法改正対応済のオリジナルテキスト、解説カセットテープ、添削問題集、過去問題集ともに今まで見たことのないようなもので、内容、ボリュームとも満足のできるものでした。この教材なら記述32点、択一56点は取れると信じて、これを自分の本試験での「絶対合格得点目標」としました。 特に解説カセットテープは、生講義を編集してあり、平尾先生の迫力のある声で、講義の様子がそのまま伝わってきて、また、受講生のテキストをめくる音等も適度に入っており、臨場感あふれるものでした。 カセットテープとテキストそして過去問で繰り返し学習私は、その90分のカセットテープ約90本を4回程繰返し聞きましたが、テキストに平尾先生が指摘した要点をマークし、又は書込みをし、回を重ねるごとに、書込みが増えていき、要点はもちろん、全体の理解が深まっていきました。これは、本試験が近くなったときに、必ずこのテキストに戻って復習しようと決めていたので、学習の途中、問題集で間違えたものの書込み等も加え、後での弱点克服にとても役立ちました。 添削問題集の、記述各科目5穴30問(150穴)程を、添削提出用のものとは別に解答用紙を用意し、各科目全問正解するようになるまで、7回程実際に書いて問題演習をしました。これは2回目の試験で記述の恐さを知っていたので、各科目まんべんなく書けるようにしなければならないと思い、全科目最後まで実行できました。 また、駄目押しとして、社労士Xの記述式予想問題全科目をコピーして切り取り、ノートの左頁に問題、右頁に解答・解説を貼り付け、見開きで利用できるようにし、別の紙に何度も書いて解答・解説で確認しながら問題演習をしました。 その他にも、社労士Xは毎月最新の情報と出題傾向に合わせた重要ポイント等を提供してくれるので、私の力強い味方となりました。 スコーレの過去問題集については、各科目毎に分野別に平成元年からの重要問題が記述、択一ともに載っており、もちろん法改正があった部分は修正編集済で、とても親切なものでした。その問題集を、択一は7回、テキストと解説を確認し、何度も使えるよう問題文ではなく、解説の方に書込みをしながら、記述は10回、自分で用意した解答用紙に実際に書きながら解きました。 なぜ過去問の記述を10回もやったかというと、2回目の試験の社一に厚年の基金に関する過去問と同様の出題があり、その一つが書けずに悔しい思いをしたからでした。 もちろん、択一の過去問からも同様のものが繰返し出題されており、中にはまったく同じ選択肢が出ていることもあり、重要性を痛感しました。ただし、問題文を覚えるのではなく、あくまでも条文に当てはめてしっかりと理解することが重要です。そうでなければ、問題文をちょっと変えられただけで迷ってしまいます。 過去問題集は5年間分では不足で、やはり10年間分位は必要だと思います。それは出題者側も過去5年間分の過去問題集が数多く出回っていることを知っているので、それよりも古いものの類似問題を出題しているように思うからです。 スコーレの分野別問題集はその点を網羅しているので、過去問はこれだけで十分です。それから、不思議なことにスコーレのオリジナルテキストできちんと学習したあとに分野別問題集をやると、ほとんど正解できる力がついていました。 弱点の克服としては、昨年簡単だったにもかかわらず得点の低かった択一の徴収法、健康保険法をテキスト及び過去問題集で何度も念入りに学習しました。この、みんなが解くことのできる簡単な問題を落としてしまったので、合格点が取れなかったのです。 平成12年度試験当日午前の選択式では、社一の問題を見て、慌てました。それは5穴の内、一つしか答えがわからなかったからです。しかし、わからないのは私だけではないはず、この社一が今年の合否を分ける重要な問題だと思い、他のわかる科目の問題を先に解いて、マークシートに記入、確認し、残りの時間30分程でじっくりと社一の問題を解きました。 社一以外はスコーレの添削問題集等でやったところ、特に労一の「年俸制」、「ドラッカー」、「マグレガー」、「人事考課」、「寛大化傾向」が的中していました。社一についても、試験前日に平尾先生が今年は厚生白書、特に平成11年版が本命ではないかとおつしゃっていたのに平成12年版の一部分しか読む時間がありませんでした。 しかし、ここは現場思考で乗り越えるしかないと思い、問題文を何度も読み込み、今まで学習してきた全ての知識と前後の文章の流れから、なんとか「二重適用」、「ドイツ」を導き出し、「受給資格期間」と合わせて3穴埋めることができ、労災が4点他は全て5点満点で、記述が選択に変更されたものの合計は目標を上回る37点でした。 午後の択一式が始まってからも、午前の社一で3点取れているかどうか気になりましたが、気持ちを切替えて労基法から解きました。しかし、間1から迷ってしまい、時間だけが過ぎ、これではいけないと、他の科目のわかる問題から解いていき、特に、二つの肢まで絞りこんだ問題は基本に帰って慎重に解きました。 これは、「問題を解く途中でやさしいからといって喜んではいけない、難しい問題の時、慌てるから、難しい問題は基本に帰って」という平尾先生の試験前日のアドバイスを忘れなかったため実行できたのだと思います。 結果、試験終了間際に書き換えて1点減らしてしまった労基・安衛法の7点以外は全て8点以上で、合計は目標を上回る61点でした。このように、全科目バランス良く得点できたのは、合格するために必要な知識の9割以上をカバーしているというスコーレのオリジナルテキストの威力だと思います。 最 後 に通信教育等でこの試験を受ける人は、1度選んだ学校、先生を最後まで信じて下さい。それから、わからないことは質問をして理解できるまで教えてもらいましょう。もしそれが、直接本試験に出なかったとしても、必ず自信となって他に生きてくると思います。 勉強の途中辛かった事は、妻と5歳の娘にあまり家族サービスができずに寂しい思いをさせたことでした。それでも私の勉強の応援をしてくれた妻と娘に感謝しています。 3回目での合格と少し遠回りをしてしまいましたが、スコーレと平尾先生に出会い、ぎりぎりの合格ではなく、法令及び実務に精通したしっかりとした知識を身につけることができ、大変満足しております。今後は、この資格を錆つかせないよう更に、スキルアップしていきたいと思います。どうもありがとうございました。 |
||
前に戻る | ||
スコーレのトップページに戻る |